タッグルール
- 知名度
- 形状
- カテゴリ
- ルール
- 製作時期
- なし
- 概要
- 変更点
-
○v1.1
詳細
・スイッチの宣言によるFP増加値が回数によって可変する値だったものを固定値化し、増加量は固定で3点に変更しました。
・上記に伴い、判定直前のFP増加値を5点に変更しました。
・戦闘中と戦闘外におけるメインPCとリザーブPCのアイテム交換についての明記しました。詳細はその項目を確認してください。
・ゲームバランスの観点からスイッチの宣言による交代を通常移動を行なったものとして扱うことを明記しました。
・スイッチ特技の獲得を一つから二つに変更しました。
・FP増加値の変更に伴い、スイッチ効率化の減少後の値を端数切り上げから端数切り捨てに効果を変更し効果を増強しました。
・スイッチマナタイズの効果をスイッチ宣言時にMP回復3点だった効果から手番終了時までMP消費が1点軽減される効果に変更しました。
・スイッチプロフェッショナルの効果文の微細な修正、通常移動したものとして扱われないとの明記、このスイッチ特技の効果が適用されなかったとき再度使用可能と明記しました。
・スイッチアタッカーの効果対象にダメージを与える魔法を追加し、増加量を「冒険者レベル+筋力ボーナス」から「筋力÷2」または「知力÷2」のいずれか片方に変更しました。加えて20点の最大値を設定しました。
・FP減少用アイテムの追加- 説明
『タッグルールについて』
このルールにおいて、プレイヤー(以下、PL)は2人のプレイヤーキャラクター(以下、PC)を持ちます。
PCはメインとリザーブの二種類に分けられ、それぞれのPCに割り当てます。原則としてセッション中においてはメインのPC一人を主に使用します。同一PLのそれぞれのPCが同時に判定を行ったり行動を宣言することは出来ません。
◆PCのスイッチ
PLはセッション中に特定の状況を除いて、いつでもスイッチを宣言することが可能です。
スイッチを宣言することによって即座にメインのPCとリザーブのPCを入れ替えることが出来ます。詳細
○スイッチ宣言時の代償
スイッチを宣言した場合、メインのPCとリザーブのPCにそれぞれFP(後述)が「3」点蓄積されます。
○スイッチ宣言タイミングの制限
スイッチ宣言が制限されると定義されるタイミングは次の場合です。
「GMから受動的な判定を要求されたタイミングからその判定を終えるまで」
「戦闘中かつ自身の手番外」
GMは以上で挙げられたモノ以外で、スイッチの宣言タイミングが適切でないと考える場合、スイッチの宣言を却下することが可能です。○戦闘外で判定が要求された場合のスイッチ宣言
戦闘外において判定が要求される場合、PLの持つPCのうち、メインのPCによる判定を行うことができます。この場合、判定直前にFPを「5」点増加することによって、スイッチ宣言不可の定義を特別に無視してスイッチを宣言することができます。これによってメインのPCをリザーブのPCと入れ替えることが可能です。
○戦闘中のスイッチ宣言
戦闘中、行動することが可能なのはメインのキャラクターのみです。リザーブのキャラクターは戦闘に参加しません。
メインのPCは手番中の主動作を行う前であれば1回までスイッチを宣言することが可能です。即座にメインのPCをリザーブのPCと入れ替えます。このとき、PCは通常移動したものとして扱います。乱戦にいる場合でもスイッチの宣言は妨げられません。
ゲーム的なバランスの問題で、交代後のメインのPCの位置は交代前のメインのPCの位置と同じ位置にあるものとします。加えて、宣言が必要な特技の宣言回数は交代前と交代後のPCで共有するものとして扱います。○戦闘中に気絶した場合のスイッチ
メインのPCが気絶または死亡などによって戦闘不能になった場合、スイッチ宣言を行ったものとして即座にリザーブのPCと交代します。この宣言は強制的ではありますが、FPは増加しません。また、GMもこのスイッチ宣言に対して不利な裁定を極力与えないように心がけてください。
○スイッチと能力・魔法などの効果
能力や魔法などによって不利な効果を受けている状態でスイッチを行った場合、それらの効果はキャラクター個別のものとして管理されます。
○メインのPCとリザーブのPCのアイテム受け渡し
メインのPCとリザーブのPCの間では任意でアイテムの受け渡しが可能です。戦闘中である場合、アイテムを渡す動作とアイテムを受け取る動作を行ったものとして処理します。
いずれの場合でもスイッチの宣言は必要ありません。◆FP
FPはPCの疲労の度合いを示すものです。PCは増加したFP1点毎にHPとMPの最大値が1点減少します。FPは連続して3時間以上の睡眠を取ることによって0まで減少します。または特定のアイテムを使用することによって回復(減少)することもあります。
詳細
◯FP蓄積のデメリット
FPの増加によって最大値が現在のHP、MPを下回った場合はでもHP、MPが減少することはなく、維持されます。ただし、HPやMPは減少している最大値を超えて回復することはありません。FPはメインのPCとリザーブのPCで共有します。
ただし、FPによってHPの最大値が0になった場合、すべての行動判定に-4のペナルティ修正を受けるようになります。◆FP増加値のまとめ
タイミング 増加量 スイッチ宣言 3点 判定直前のスイッチ宣言 5点 スイッチアタッカーの宣言 9点※ スイッチサポーターの宣言 9点※ スイッチシールダーの宣言 9点※ ※スイッチ宣言のFP増加も含めた値です
◆スイッチ特技
セッション開始前にPLは以下の中から二つまでスイッチ特技を重複ありで獲得できます。スイッチ特技はスイッチやスイッチの宣言後に効果を及ぼす特殊な特技で、獲得したスイッチ特技はそれぞれ1回のセッションにつき1回のみ使用可能です。
詳細
○取得可能なスイッチ特技
△スイッチ効率化 いつでも宣言することができます。使用した戦闘中において、スイッチによるFPの増加を大きく抑えます。FPの増加が半分に減少します(端数切り捨て)。 △スイッチマナタイズ いつでも宣言することができます。使用した戦闘中において、スイッチを行った手番の終了時まであらゆる消費MPが1点減少します。このとき消費MPは1点より少なくなりません。 △スイッチプロフェッショナル 戦闘開始時にリザーブのキャラクターをメインのキャラクターとは別の位置にすることができるようになります(もちろん、GMから初期配置などの指定がある場合はそれぞれのPCがそれを守る必要があります)。これによって、最初の一回のスイッチ宣言時に、リザーブのPCが別の位置であるものとしてメインのPCに交代することが可能になります。このとき通常移動したものとしては扱いません。ただし、リザーブのPCがメインのPCと同じ乱戦内に居ない場合、スイッチを宣言する前の手番に乱戦の離脱を宣言している必要があります。《影走り》がある場合、乱戦の離脱を宣言する必要はありません。2回目以降のスイッチの宣言時には通常通りのスイッチの宣言として処理します。このスイッチ特技はスイッチが宣言されなかったとき(このスイッチ特技が適用されなかったとき)再度使用することが可能です。 スイッチアタッカー 手番中のスイッチの宣言時に、使用を宣言することが可能です。スイッチの処理を行った後、メインのPCが次に行う1回目の近接攻撃・遠隔攻撃、ダメージを与える魔法の追加ダメージにリザーブのPCの「筋力÷2」または「知力÷2」のいずれか片方と同じボーナス修正を得ます(このスイッチ特技は素の能力値を使用します。「能力値ボーナス×3」のボーナス修正と同じではないことに注意してください)。ボーナス修正は最大で20点まで増加します。この特技によるスイッチはFPを6点多く増加させます(合計9点増加)。 スイッチサポーター 手番中のスイッチの宣言時に、使用を宣言することが可能です。スイッチの処理を行った後、メインのPCが次に行う1回目の主動作の行動判定に+4のボーナス修正を得ます。この特技によるスイッチはFPを6点多く増加させます(合計9点増加)。 スイッチシールダー メインのPCが1点以上の適用ダメージを受ける場合に宣言できます。即座に受ける予定の適用ダメージをリザーブのキャラクターに移し替えます。その後、スイッチを宣言したものとしてメインのPCとリザーブのPCを入れ替えます。防護点などのダメージの減少は変更後のPCを参照します。この特技によるスイッチはFPを6点多く増加させます(合計9点増加)。 ◆FP回復用のアイテム
以下のアイテムは使用時に合計名誉点の減少が発生します。分類は冒険者道具類(消耗品)として扱います。
・名称 癒しの薫草 ・価格 500G+50名誉点
・効果
10分掛けてFPを「2D」点減少させます。
戦闘中には使用できません。
由来・逸話
参考文献:ソード・ワールド2.5サプリメント エンシェントブルー ‐七王群島の夜明け‐